ヤングケアラーとは 若者たちの葛藤
現在ヤングケアラーと呼ばれる若者たちが増えています。
ヤングケアラーとはいったいどんなことなのか。
調べてみました。
ヤングケアラーとは
若いときから、家族に病気や障がいを持つ家族をケアしている
またはそのお手伝いをしている10代~20代の若者のことを
ヤングケアラーと言います。
彼らは総じて介護をしているという感覚は無く、
単純に生活の世話をしている感覚で
生活を送っています。
ヤングケアラーたちの苦悩
自らの家族をケアしていることを若者たちは自分たちから
口にはしません。
若いながらも周りから言われる同情的な言葉に
共感を覚えられず、心を閉ざしてしまいがちになってしまうからです。
また、自身の勉強や進路、就職についても
ケアを中心とした考え方にしていかなければならず、
やりたいことを我慢し本来希望としていた職業につかない選択をする
若者もいます。
ヤングケアラーに対して必要な支援とは?
政府が掲げている1億総活躍国民会議で介護離職ゼロの実現をするために、
介護施設を40万人分整備することや介護人材の育成を行うことを盛り込む予定となっています。
これにより家族の介護をしている人たちが
介護施設を利用しやすくし、自らが進みたい道への後押しをする計画になっています。
しかし、当人たちにとって活躍とはまた別の話であり、
人から必要とされること。すなわち家族から必要とされることが
活躍であり、外で自ら希望する仕事につき働くことが
すべてがすべて活躍ではないといいます。
おわりに
家族は大切な家族です。
どんなに生活が不自由になろうとも
ヤングケアラーたちは必至で家族を助け、
自ら率先して行動を起こしています。
そういったヤングケアラーたちがさらに活躍する社会を
後押しするために政府が様々なインフラ整備を通し、
よりよい社会を実現していくことが急務であると考えます。