大阪で中学3年生女子 屋上から転落死 自殺の原因は?
大阪で11階建てマンションの住人である中学3年生の女子が屋上から転落死をしました。
近隣の様子から夕陽丘中学校の生徒と思われます。
小中学生の自殺において、原因となる1位は「学業不振」
受験勉強に疲れて自殺する事件が後を絶ちません。
この中学3年生も受験を控え勉強していた中で
生きることへの行き詰まりを感じて命を絶った可能性もあります。
子どもの自殺率 今・昔
子どもの自殺率は実は昔の方が高かいとの人口動態統計から
結果として表れています。
意外にもですが、親などにこっぴどく叱られそのまま自殺や、
貧乏生活などが苦しく自殺。教師の体罰を恐れてなども
頻繁にあり、そんな動機で自殺する子どもが報じられていました。
その後、自殺率は下落。90年以降上昇へ。
高度経済成長とともに社会が安定したことにより、
まわりの大人の精神状態も安定したのでしょう。
子どもたちは自殺をしなくなります。
しかし、女性アイドルが自殺したことを理由に後追い自殺したり、
男性バンドマンが自殺した際も、後追い自殺が後を絶ちませんでした。
こうしたことから、まわりの環境や状況に振り回され
流されてしまう子供たちが多くいたことが考えられます。
学業不振が本当の理由か
たしかに学生にとって学業不振が本当の理由かといわれると
それは一概には言えません。
もし仮に学業不振であったとしても周りの大人たちが
しっかりフォローをしてあげることで自殺は避けられるのではないでしょうか。
例えば、良い学校へ入らなくとも実力でのし上がっていける世の中であること。
今頑張っていい学校にはいり大きな会社に入ることで
安定した生活が築けることへの夢を語る等、
いま目の前にあるマイナス面をしっかりととらえた上で
プラスに転じてあげることが人生の先輩としてできるひとつのことでは
無いでしょうか。
さいごに
未来ある子供たちが安心して暮らせる社会に
将来をしっかりと見据えて今を生きる。
今がどんなに大変でも、その大変・苦しみを前借しているだけで、
楽しいことなどはあとからいくらでもついてくるということを
しっかり伝えてあげることで、希望を見出すことができます。
また、逃げ道が無いと思い込んで自殺を選ぶ子どもたちもいます。
決してそうではなく親が強いたレールだけがすべてではなく
子どもたちひとりひとりが自発的に選んだ道を歩むことで
自らの人生に責任を持ち生きていく強さを備えていくことが
可能になっていくと信じています。